『1月受験校の意味』『積み重ねの現実』
12月16日時点で、栄東中では8700人以上が出願し、
大宮開成中(特待入試)の男子は、既に昨年の人数を超えました。
埼玉の人数はコロナ禍以前に戻っていますね。
一方で「二月の勝者」最新刊で島津くんが受けていた、
海王中のモデルになったと思われる海陽中(特別給費)の出願者数は、
現状210人と40人以上減った昨年よリもさらに20人弱減っています。
「通える学校の方が…」と思うご家庭が増えているのかな…?
さてそんな中で、
一月受験を含む受験日程を現在面談しながら決定しております。
実際に一月に受験する学校については、
以前書かせていただいた通り、
本人の偏差値と二月の受験校を元に、
現状や性格を考慮してご家庭と一緒に決めていきます。
この際大事なのが「何のために」を考えることです。
多くの子ども達にとっては人生で初めての初陣になるため、
意識をしっかり創ることが必要です。
そして色んな意見はあるかと思いますが、
「第一志望に合格するため」
突き詰めればこれが一つの正解だと個人的には思っております。
実際に進学をする可能性を除けば、
合格でも不合格でも手続きをせず2月を迎えるため、
いわゆる「抑え校」にはなれず、ただの「練習校」となります。
練習は何のためにするのか…それは「本番」での成功のためです。
だからこそ第一志望を見据えた1月の受験校選びを、
1人1人としていくことが大事です。
欲を言えば偏差値に加え、問題傾向も踏まえたいところです。
「人事を尽くして天命を待つ」
その言葉通り、練習でも出来る限りの想定と準備をして臨む。
当たり前のことですが、それを当たり前にやるのが大事です。
同時に、残り期間での積み重ねをしっかりする。
これも当たり前。
積み重ねの凄さを実感するには「数字」で見ると一目瞭然です。
楽天の三木谷社長の著書の中に出てくる
「1.01の法則」と「0.99の法則」というものを知っていますか?
元を1として考えたときに、
毎日ほんの少しだけ頑張って「1.01」を46回積み重ねると
「1.01の46乗=1.58045」
毎日ほんの少しだけ楽をして「0.99」を48回積み重ねると
「0.99の46乗=0.629823」
ここからの46日間でも、ほんの少しの差が大きな差になります。
この2つの1日ごとの差はわずかに「0.02」
大したことのない差です。
誰にでも出来るほんの小さな「努力」です。
さらに1年単位で考えると、その差は歴然で、
ほんの少し頑張るだけで1年後には元の37倍以上になり、
ほんの少し甘やかすだけで1年後には0.02倍になります。
すぐに結果に結びつかなかったとしても、
「積み重ね」がいずれ大きな力になるということですね。
途中で諦めたり投げ出したりしたら勿体ない。
努力は最後まで続けてこその努力です。
ぜひ4・5年生には覚えておいて欲しいです。
成績が伸び悩んでいたり、
塾に対して不安があったりする場合や
初めての受験塾をお探しの方も含め、
いつでもご相談・体験授業等、お待ちしております。
今回はここまでにさせていただきます。
ありがとうございました。
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