『1万人が受験する中学校』『1月入試のメリット』
いよいよ12月を迎えましたね。
残すところ後2ヶ月となり、焦りも出てくる時期ですね。
そんな中で、学校にもよりますが、
12月1日より1月入試の学校の出願が始まりました。
推薦入試や帰国生入試を除けば「いよいよ」です。
中学受験において1万人以上が受験する「栄東中」
何と2日現在で既に全入試日程を合わせて5800人弱が出願しています。
コロナ禍の昨年と比べて、
同日比で見れば560人くらい増えてます。
実際数字としてみると驚きです。
今後の動きはまだまだわかりませんが、
少なくとも昨年より1月校を受ける人は多くなりそうです。
さてそんな1月校。
東京・神奈川が第一志望である場合に、
いよいよ「前受け校」を受けるメリットはいくつかあります。
1つは本番の感覚を養うことができる点です。
受験は模試とは違った独特の雰囲気があります。
その中でいきなり自分の力を出し切れるかどうかは分かりません。
本番に強い子もいれば、緊張する子もいます。
だからこそ1日の前に練習をしておくことは大きな意味を持ちます。
もう1つは「合格」や「不合格」を体験できることです。
「合格」についてはとても分かりやすく、
1つ受かることで今までやってきたことが認められ、
自分の力になっていると自信を持つことが出来ます。
子どもにとってこの経験はとても大切です。
特に自身が2月以降に受ける学校と近い偏差値帯の学校であれば、
大きな自信へと繋がっていきます。
その一方で、意外かもしれませんが、
「不合格」を味わった方が良いケースも存在するのです。
落ちることを通して自身の甘さに気付かせ、奮起を促す場合です。
幸いにも1月入試から2月の本番までは時間があります。
言い換えれば「立て直す」チャンスがあるということです。
本番は2月なのですから、リハーサルで失敗しても問題はないです。
合格以上に大事な物を得ることができるかもしれません。
どちらの方が良いのかは、お子様によります。
少なくとも「模試の偏差値」からだけでは分かりません。
性格や現在の様子なども配慮に入れた上で、
一人ひとりに合わせて考えていくのが正しいと言えます。
どちらが良いのかしっかり相談することが大切です。
塾によってはひとまず受験させる塾も多いと思いますが、
きちんと考えて、意図を保護者と共有した上で受けていかないと、
1月校受験のメリットは薄くなってしまいます。
1月入試を受ける意味を簡単に書かせていただきましたが、
もちろん単純な腕試しとしての意味合いや「受験慣れ」だったり、
実際に通う学校の候補として受けた場合には、
「お守り」がある状態で安心して2月の受験ができたりと
他にもメリットは多くあります。
「自身の志望校」に受かるためによく考えて、
日程を組んでいきたいところです。
それでは実際にどの学校を受ければ良いのか。
埼玉や他の地域?それとも千葉??
少し長くなってしまったので、
この辺りを含めた内容を次回書かせていただければと思います。
現塾では、成績が伸び悩んでいたり、
塾に対して不安があったりする場合や
初めての受験塾をお探しの方も含め、
いつでもご相談・体験授業等、
お待ちしております。
今回はここまでにさせていただきます。
ありがとうございました。
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