中学受験・模試活用法『首都圏模試と偏差値』
本日は首都圏模試の結果(第一回)が出ましたね。
国・算:150点 社・理:100点
今年の全体平均点を見ると、
国語81点、算数67点、社会35点、理科41点
となっていました。
参考までに過去2年分の平均点は以下の通り。
昨年度の点数(※コロナのため5月)
国語71点、算数66点、社会43点、理科42点
一昨年度の点数
国語89点、算数63点、社会38点、理科45点
こう見てみると国語は解きやすい問題が多くあるため、
平均点が高めに出ていると言えます。
漢字や語句で45点が取れることも大きな要因だと思います。
安定させるためには是非ここの部分の対策をしたいところですね。
文章読解自体も難しいものが多いわけでは無いので、
前後をよく読んで、
きちんと根拠を見つける癖をつけることが大切です。
一方で、算数については簡単な問題も多い中、
平均点はかなり低いものとなっています。
首都圏模試の算数は、
きちんとした計算と一行題を解く練習をしっかりしていれば、
100点前後が取れるようになっています。
つまり「算数」は6年生のこの時期に、
上位層と下位層との差が大きく開いていると言えます。
普段の授業の復習は当然として、
その子の実態に応じた「教材」を進めることが鍵となります。
当塾では一人一人に合わせていろいろな課題を出しているので、
結果に繋がっているのか楽しみです。
社会・理科については、
この時期に今までの復習がきちんと出来ている人が少ない、
ということがわかります。
基本的な知識が入っていれば点数が取れるのは間違い無いですが、
4・5年生でやった問題の振り返りの時間を取れなくても、
「まとめて暗記」の時間を遅くとも夏休みまでに取るはずなので、
その時に改めてしっかり頭に入れられれば大丈夫です。
勿論、今のうちからできるに越したことはないので、
今回できなかった分野・問題を見直す姿勢が大切です。
ここまでざっくり書かせていただきました。
もっと詳しい分析等はご相談いただければ幸いです。
1つ言えるのは模試は活用する物であって、
点数や偏差値に振り回される物ではないということです。
良ければ心から喜んで、
悪ければきちんと反省して次につなげる。
これが大事です。
所詮「模試」は「模試」でしかなく、
志望校合格に直接の関係はありません。
問題の傾向や求められる学力は学校ごとに違っているので。
改めて「模試」との付き合い方を考えて欲しいです。
少し長くなりましたので今回はここまで。
不安や疑問に思われることなどありましたら、
ご相談いただければ幸いです。
体験授業等も含め、いつでもお待ちしております。
それではまた次回。
ありがとうございました。
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