「中学入試の現状②」×「偏差値と受験戦略」【蒲田の現塾】

query_builder 2022/03/16
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現塾

先日は入試報告会にお越しいただき、

ありがとうございました。

今回は少し話の振り返りをさせて頂きます。


今年度入試を思い出した時に、

最初に出てくるのは「4.7人に1人」という数字です。

首都圏小学6年生の受験率の高さが伺えますね。

子どもの数も減り、少子高齢化が進む中で、

受験者数がまだまだ上がっている大きな理由は、

「私立中学」の需要が高まっていることです。

施設面や一貫校として元々あった良さに加え、

コロナ禍やオンラインへの対応、

新しい大学入試対策への対策など含め、

「私立の良さ」に今まで以上に期待が集まっている証拠です。



ただ男女の御三家レベルの学校が増えたかというと、

大きく増えた学校は武蔵くらいで、

昨年よりは増えたものの、

一昨年と比べると同じくらいか下がっている学校の方が多いです。

中には駒場東邦(1.7倍)、桜蔭(1.7倍)、横浜共立(1.4倍)のように、

1倍台になっている学校もあります。

安全志向が強まりチャレンジ層が減っていたり、

偏差値以外の部分でも魅力的な学校が増えてきていたりと、

色々な理由が考えられます。


さらに言えば、

毎年多くの学校で倍率の変動がありますが、

今年度の様子を見ていると、

10%以上生徒数を増やした学校の偏差値帯もかなり幅広く、

逆に10%以上減らした学校の偏差値帯もかなり幅広いです。

だからこそ、きちんと行きたい学校を見極めることが必要です。



つまり、前回出てきた言葉で言う「戦い方」

あるいは「受験戦略」がより大切になっていきます。


その際の1つの基準は偏差値です。

若干のズレはあると思いますが一般的には、

・チャレンジ校(偏差値5〜10上)

・実力相応校(偏差値±5)

・安全校(偏差値5〜10下)

・前受け校/お守り校 

といった感じに分け、自身の偏差値と合わせながら、

受験校や受験日程を決めていくわけです。

1つ「合格」をもらえるかどうかは、

志望順位に関わらず受験全体に大きな影響を及ぼします。

だからこそ偏差値を見ての「戦略設定」が必要ということです。



ただし、

「偏差値」はあくまで基準の1つに過ぎません。

それだけで受験日程を組むのはとても勿体ないです。

なぜなら偏差値は「模試」の点数による立ち位置を示すものであり、

受けたい学校の問題に対する立ち位置ではないからです。

分かりやすい例で言えば、

「共通テスト模試」と「東大模試」での偏差値の意味が全く違う、

ということです。

受ける母体も問題も違いますからね。


同じ理屈で考えれば、

偏差値だけを盲信することに違和感を覚えるはずです。

きちんと過去問との相性を考えることも大事ですし、

その学校への対策をしっかりすることで合格率は大きく上がります。

あとは目には見えない非科学的なものですが、

学校に対する「思いの強さ」も大きな意味を持つと思います。



だからこそ偏差値からだけではない、

「受験戦略」を練っていくことが大事、ということです。

現塾では1人1人に合わせて面談をする中で、

この受験戦略を固めて参りますのでご安心ください。


思った以上に長くなってしまいましたので、

今回はここまでとなります。



現塾では、

成績が伸び悩んでいたり、塾に対して不安があったりする場合や、

蒲田地域で初めての受験塾をお探しの方も含め、

ご相談・体験授業等、いつでもお待ちしております。

お気軽にご連絡ください。


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